ノーマル統一編2 〜実際のパーティ組〜(統一編初回のため項目説明がかなり長いです。)

どうも、ゆったです。

今回は前回お話した通り、実際のパーティ組についてお話したいと思います。

さて、パーティ組としても様々なやり方があるかと思います。
強いポケモンで固める、コンビネーションから選ぶ、好きなポケモンを使う...etc

人それぞれパーティの組み方は好みや個性が示されるものです。
今回は、実際のパーティ組に合わせて個人のタイプ的にどのような組み方をするのが良いのか、というやり方をご紹介します。
気をつけて欲しいのは、「私が話す内容は答えではない」という事ですね。
戦術に答えというのは無くていいし、正直あってはいけないと思います。
「参考にする」
という感じで考えて貰えたら良いかと思います。

・タイプ統一であるということを理解する

まず、ここに関しては「タイプ統一を組む」という上で絶対に理解していないといけません。
これは、タイプ統一として戦う為の絶対条件。且つ、これのせいでタイプ統一にハマるという点であると思います。

前ブログでもお伝えしている通り、1タイプが固定されている為に
「同じ弱点が露呈している」
というのが特徴です。
その為、不用意にポケモンを選択すれば「1匹で全滅」なんて事もざらにあります。
そういうもんなのです。
例えばノーマルタイプで言えば、バシャーモルカリオに上から殴り続けられたら負けます。
そりゃそうです、無効にも出来ません。
反撃になんて出来るポケモンも居ません。
なので、対策する事を疎かにすればほぼ確定にこの2匹の1匹で負けます。
何を組むにしにても、これを対策しない事には満足に戦えません。
逆に言えば、これを対策、看破する事が出来ればグッと勝利の確率を近づける事に繋がります。
己の弱点を知ると言うのはそれ程大事な事なのです。
ただこれは、「苦手への対策」という事で別途お話したいので、今回は「弱点」についてというよりもポケモンの取捨選択という話になります。

・個性、タイプ別にオススメしたい構築の組み方

ここからが今回の本題です。
個性、タイプ別という内容ですが
この「タイプ」は戦闘傾向や使う本人の考え方を示すものですのでポケモンのタイプでは無い事をご了承ください。
あくまでも、ノーマルタイプ基準となります。

まずは、ざっくりと戦術タイプを分けます

①合理性を求める安定型
②奇抜性を求める奇襲型
③読み合いに自信、流れを作り出す流動型
④力こそ全ての脳筋
分けるとこのような戦術傾向になるかと思います。
これは別タイプの時でも同様な分け方で説明致しますので今回で纏めさせて頂きたいと思います。

①合理性を求める安定型
この人々は、一般的に「実績のあるパーティ」や「テンプレートを基軸としたポケモン」を好みます。
技にも、ギャンブル性の高い技、つまりは「命中不安」や「一撃必殺」をなるべく採用回避したいという考え方があります。
選択するポケモンも、好き嫌いを問わず、強い、勝てるというハッキリと戦闘と好みを度外視して考えられる人々です。

②奇抜性を求める奇襲型
この人々は良くいえばエンタメを追い求める人達。
1度しか刺さらないような突発性、しかし爆発力のある戦法を好むため、ギャンブル性の高いものさえも戦術に組み込むことを好む傾向があります。
簡単に言えば「こいつさえギガインパクトで倒せればイける」という戦法。
④と似てるようで、使い所はきちんと見極めてくるので少しばかり嫌らしい側面がありますね。

③読み合いに自信、流れを作り出す流動型
この人々は「予め勝ち筋を想定してパーティを作っている人々」になります。
①の安定型と異なるのは、対応力としての差というところ。
①の人々のが対応力は基本的に良いですが、③の人々は対応を「相手にさせる事」がそもそも戦術なので、自分が対応するのは「勝ち筋への道作りの切り替え」です。
合わせる、のではなく合わさせる。
その為、やや奇抜性の高いパーティ相手の対応に困る事も多い考え方になりますね。
一般的に、「レーティングバトルで強い構築」はこの人達が多いのではないでしょうか。

④力こそ全ての脳筋
一般的に「対面構築」と呼ばれる人達の極地、殴れば勝てる戦術を作るのがこの人々。
高い火力で押し切ればいい、細かい補助技はまどろっこしい。
1匹で1匹落とせば勝てるというのがこの人々ですね。


ざっくりと戦術傾向はこの4タイプ。
人によりその傾向は異なりますし、極端な感じで書きました。
例えばこれが②と③両面ある人も居ますし、様々な考え方があります。
自分がどういうパーティや戦闘の流れをするのか、1度深呼吸して考え直してみると戦術傾向が浮かぶのかもしれません。

そして、2段階目。
選ぶポケモンの傾向、好み、なんか選ばなきゃいけない宗教に入ってるのかという考え方をさっくり纏めさせて頂きたいと思います。

❶好きなポケモンを使いたい。相棒傾向
❷勝つ為なら何でも良い。雑食傾向
❸人と違うポケモンを使いたい。天邪鬼傾向
❹登場人物になりきりたい。演劇傾向

ざっくりと分けてこの4つ。
それぞれ説明させて頂きますと

❶相棒傾向
可愛い、格好いい、この見た目が好き。この色が好き。等など
使いたいポケモンを使いたい人々。
正直タイプ統一向きとはあまり言い難いところがあり、それでもこの傾向の人々が多く界隈に存在しているとも思います。
初めての色違い、ストーリーからのパートナーって人々もこの傾向ですね。
この傾向に「ただ強いポケモン」を提示するのは正直間違いだと思います。
いくら強くても、バトルを楽しめないからですね。
この傾向には、その範囲内での戦術を組み立ててあげるのが最適解かとも思います。

❷雑食傾向
この傾向の人々はとにかく貪欲に勝ちにいきたい人達なので、どんなポケモンをオススメしても基本的には受け入れて貰えます。
その為、パーティをオススメするという点においては非常に楽です。
しかし、使用した段階で活躍しなければ捨てるのも早いですし、熱しやすく冷めやすい。そんな傾向があります。

❸天邪鬼傾向
マイナー厨と呼ばれるのもこの人達。
人が使ってないものを使いたい。使われてないポケモンで勝ちたい。
人気ポケモンは敵。
この人達にはそんな感情が強く手持ちに反映されています。
❶と違うのは、別にこのポケモンが好きとかそんなんじゃないところと、好きなポケモンでも流行ってくると使うことに苛立ちを覚える事ですね。
この傾向には②を極地まで考えてあげてオススメするのが最適なのかなと思います。

❹演劇傾向
この人達はストーリー中に登場するジムリーダー、四天王のパーティを模写している人達が多いです。
その為、パーティの制約がタイプ統一なのに更にめちゃめちゃにかかっている事が問題点となります。
対策とかそういう問題じゃないジムリーダーなんかも確かに居ますので、戦術の組み立て自体は非常に困難。

ポケモンの選択傾向はおおよそこんな感じかと。
①〜④と❶〜❹の組み合わせでパーティ組がガラッと変わります。
その為、「具体例」というものをオススメしても「自分と考え方が違う」という事で一つの説明ではパーティ組の参考にはなりにくいと思います。
私のブログにおいては、各項目にてこれを説明させて頂きたいので、今しばらくお付き合いください。
又、❶〜❹は今後活用するものなので今回は別途として。
①〜④としてだけ分けて語らせて頂きたいと思います。
(❶〜❹はポケモン選択の視野関係の為、中身変化、対策面という形でお話をさせていただきます。)
(ここまで目を通してもらってありがとうございます。まだ続くので休憩してくださいね。)

・実際にパーティを組む際の考え方
さあ、やっとここまで来てこれが来ました。
前述したところをここでやっと活用出来ます。
(これ作ってるの仕事中です。)
戦術別・傾向別に書くので、「自分はこれか」という形で飛ばしても構いませんのでよろしくお願いします。

①安定型のノーマル統一の組み方

基本的には全般的な戦闘をこなせるパーティ。
安定型、という事でそもそも命中不安や不確定要素を取り入れるのはパーティ組においてストレスになるかと思います。
そうなると、パーティには
ポリゴン2
・ラッキーorハピナス
メガガルーラメガミミロップ
カビゴン
等を求める形となるでしょうか。
物理受け、特殊受けの選択
安定した火力で押せるメガシンカ
耐久値で抑えを効かせるカビゴン
そもそもがこのようなポケモンを扱う事自体が得意な人達なので、もはやこの4種を扱うだけでことが済みそうです。
技自体も、「おんがえし」や「じしん」等の命中100技を基軸とするので、そもそものポケモンの火力も必要です。
ことノーマルタイプにおいて、安定技で火力を一定数出せるポケモンというのはわりと限られています。
その為、ケッキングやレジギガス等は避けるのが無難。
残りの枠には「とんぼがえり」「ボルトチェンジ」等を扱える
ムクホーク
ホルード
エレザード
なんかを入れるのがマストかもしれません。
ポリゴン2の技構成も、変に奇抜にいじらず、「れいとうビーム」や「ほうでん」を軸にすると戦いやすいと思います。

安定型オススメのポケモン
メガガルーラ
耐久値、火力共にノーマルタイプでは秀逸。
素早さも中程度あり、バランス良く戦える。
ポリゴン2
ノーマルタイプの守護神と言えばこれ。
逆にこれが居るからメガボーマンダメガメタグロスに安定した戦い方が可能。
補助技幅広く、積みポケモンにさえ気を付ければ安定した戦い方が出来る。

②奇襲型のノーマル統一の組み方

この傾向の人達は①で紹介したポケモンを軸にしながら、「部分的に変化させる」のが大事です。
全てを奇抜性の高いポケモンにするのは、奇襲するにしても餌がありません。
「奇襲」というのは「不意を突く」という事なので、基本的には安定した戦い方を取れるようにするのがベスト。
その安定感の中で、「一手」変えられるようにします。
例題としてはかの有名?な「特殊メガガルーラ」なんかがそれですね。
大事になるのは「相手に読ませる事」です。
読ませた上で、不意を突く、意外な技を飛ばしましょう。
その為、パーティを組む時には1度「安定型に組む」のが大事です。

奇襲型オススメのポケモン
カクレオン
攻撃するとタイプが変わる一風変わったポケモン
「かげうち」による格闘避け等を駆使する事でフェローチェルカリオ等の格闘タイプを相手にする事も出来る。
特殊耐久値も大きく、ボルトロスウルガモスといった特殊アタッカー相手にも強く出れる奇才。
ザングース
特性「どくぼうそう」はどく状態で強化される特殊な特性。これはポリゴン2等の耐久ポケモンと相性が良い。
相手の「どくどく」を読んで繰り出しても良いのでポリゴン2にどくどくを繰り出しにくくさせる性能があるが、他に「いのちがけ」という技も覚える。
一人一殺という言葉その通りに、体力がザングース以下ならば処理できる。
意外とHP数値は低くないこのポケモンなので、幅広くこの技を繰り出す事で優位が取れる相手も少なくない。

③流動型のノーマル統一の組み方

この傾向の人達に実践して欲しいのが
「誰で勝つかを最初に決める」事です。
具体的には、2匹程。
逆算して戦術を組み立てるパーティ編成というのが望ましいかと思います。
例えば、「最後は電気Zホルードで勝つ」という目的でパーティを作るとします。
この段階で、予め仮想敵を設定。
この場合、ラストに来て欲しいのがギャラドスなのでパーティを「ギャラドスが確実に来る」という所まで想定したくなります。
そうなると、単体でギャラドスを止めてしまったり、ギャラドスに「りゅうのまい」を積ませるポケモンというのはあまり好ましくありません。
逆に考えれば、「このポケモン相手にギャラドスで積めれば」という事を考えさせるのは理想的です。
私の場合ではありますが、まずはポリゴン2
このポケモンは「ギャラドスで挑発したい」「そもそもメガギャラドスが一撃で倒される事も少ないので積みに来たい」と思えるポケモンでもあります。
その為、このポリゴン2に「素早さを下げる技」や「素早さを逆転させる技」の採用が最後の流れに重要となります。
そしてミルタンク
ステルスロック」を撒く事で「きあいのタスキ」や「がんじょう」そして「飛行ポケモン」への牽制とする事が可能です。
「でんじは」や「がんせきふうじ」により「りゅうのまい」での素早さアップを封じ込め、ラストのホルードを楽にする作用もあります。
戦闘面において、この3匹を順次使っていくことにより、ラストを「ホルードの電気Z」でギャラドスを突破。という、ギャラドス入りのパーティへ有効な流れを作る事になります。
あとは最終局面までの道中の事を考えて他のポケモンでカバー、例えばミルタンクポリゴン2が戦えないポケモンへの対応をするポケモンを嵌め込むとパーティ組が出来る、という流れです。
つまりはこの傾向だと、「覚える技」を大事にすると良いかと思います。
「おいかぜ」「トリックルーム」は勿論のこと
「こごえるかぜ」「がんせきふうじ」「でんじは」等の速度優位変化や特性「いかく」や技「フェザーダンス」「おきみやげ」「すてゼリフ」等の火力低下技を駆使するポケモンからフィニッシャーに繋げていく立ち回りを流れに組み込む事でより安定感を増すことが出来るでしょうか。

流動型オススメのポケモン
ホルード
最終系フィニッシャーとしての火力は十二分にある。
このポケモンを暴れされる事が出来れば厄介極まりない。
技も多種多様なので、パーティに合わせて幅広く変化が可能。
ポリゴンZ
流動型フィニッシャーとしては破格の性能。
とにかくこのポケモンの「テクスチャー」を「ノーマルZ」で通せれば優位間違いない。
通常は「10万ボルト」を軸にする事が多いですが
ことノーマル統一においては「シャドーボール」や「サイコショック」を軸にすると良いかと思います。

脳筋
この傾向の人達は戦術なんてまどろっこしい事考えてもあまりしょうがないのですが、1番大事なところは
「苦手タイプのポケモンを一撃で倒せるように」する事です。
特に頭に入れたいのが
・鋼タイプ
・炎タイプ
・格闘タイプ
の3種類
このタイプのポケモンはノーマルタイプが苦手とするポケモンが多く存在して居ます。
上から殴る、受けてから殴る
その選択が重要になります。
この傾向だと、道具選択が重要視されます。
タイプ統一では一般的に「こだわりスカーフ」や「こだわりハチマキ」等のこだわり系アイテムは選択肢を狭める為に避けられる事が多いのですが、むしろこのアイテムを積極的に使う事になるかと。
更には、受けて殴るという観点から「ヨプのみ」や「ジャポのみ」「レンブのみ」そして「ゴツゴツメット」等の採用も一手。
一気に攻めて一気に終わらせる。それもポケモンの醍醐味ですので、如何にして通し切るのか、それが最大の争点だと思います。

脳筋型オススメのポケモン
ムクホーク
捨て身ブレバやインファイト等の高火力技を上から押し付けるには最も適したポケモン
意地っ張り、特性「すてみ」における「すてみタックル」はH4カプ・テテフ、H4カプ・コケコを一撃で葬る火力。そして、「ブレイブバード」は一般的なルカリオをほぼ一撃で瀕死にする事が出来ます。
ケンタロス
S110はノーマルタイプでも高水準。
今作から「すてみタックル」を取得出来た関係でようやく「おんがえし」を超える一致技を貰えました。
物理技も汎用性の高い技を多く覚え、特性「いかく」により耐久値も数値以上のものがあります。
雄牛の見た目の如く、相手に猪突猛進するのにこれ程頼もしいポケモンも多くないでしょう。


さて、今回のパーティ組についてはどうでしたでしょうか?
あくまでも、パーティを組む段階における参考として捉えていただけたらと思います。
別タイプ説明では、今回の部分をある程度省かせて頂くことになるので読みやすくなっていくかとも思います。今回は初回なので長くなってしまって大変読みにくく、申し訳ございませんでした。
戦術面におけるパーティ組は様々なので、自分の傾向に合わせて作ることがストレスフリーなバトルで楽しむコツであると私は思っております。
今回紹介出来なかった「対策面」の話はまた後日、更新させていただきますのでよろしくお願いします。
今回の内容と、対策面のお話を見て頂く事でより深く、ノーマルタイプ統一については理解していただけるのでないかな?と思っておりますので
また次回。

それでは