~ノーマル統一編 その1~

こんにちは、ゆったです。

今回はポケモンのタイプの中でも
最もオーソドックスなタイプ

「ノーマルタイプ」

でのタイプ統一についてお話させていただきます。

又、予めお断りをさせて頂きますが
パーティにおける考え方は様々です。
その為、私の書く内容が全てではありません。
私は、私自身が経験した上でこう思った、というものを書かせていただきますので
一種の参考文献としてだけ捉えてください。


・タイプ特徴について

弱点は格闘のみ
耐性面で有利なのはゴーストタイプが無効化される事。
それ以外は全てが等倍ダメージになります。
その為、耐性面は低いようで低くなく、高くもないところになります。
ゴースト技が無効化されるので、「かげうち」という先制技は意識する必要もありませんね。
現状、ノーマル・ゴーストタイプやノーマル・毒タイプという複合は存在しませんので
「格闘タイプが等倍になる」
という複合タイプは
飛行・エスパー・妖精の3タイプいずれかの複合があるポケモン

オオスバメ
オニドリル
カモネギ
キリンリキ
ケンホロウ
ドードリオ
ドデカバシ
プクリン
ヤレユータン
ヨルノズク

最終進化系であり、最初から等倍になるのはこの種類
メガタブンネや、ヤヤコマチルット等を足すともう少し増えますがそれは別で

ざっと、この種類のポケモンだけが格闘技を等倍にできるが、そもそも耐久ステータスが低めなポケモンが多く存在する為
実際に受けると等倍でも大きなダメージになってしまいます。

又、この「ノーマルタイプ」には補助技を幅広く使えるポケモンが多数存在します。
それでも、ステータスは低いポケモンが多く、「いたずらごころ」や「かたやぶり」といった特性を持つポケモンも存在しない為に、やや使いにくい部分も多くあります。

そしてノーマルタイプ最大の特徴とも言えるのが、他タイプに比べて
「圧倒的な種類の多さ」
が代表的です。
選択肢が多いというのは、相手との駆け引きをする上でこの上なく大事な事です。
色々なポケモンが居て、そのポケモンそれぞれに沢山の技の候補、色々な型が存在するというのは対戦相手の思考を困惑させ、自分の中身を読みにくくする、バレにくいという優位性がこのタイプの最大の武器になり得るでしょう。


・代表的な「強い」ポケモン10選

これからご紹介するのが、この「ノーマルタイプ」の中でも代表的な、「個」としての強いポケモン達です。
パーティの中心となり得るポケモン達をまずは知っておくことも大事な事です。
対戦相手も、パーティの中に居るこういったポケモンを警戒しますからね。

メガガルーラ
言わずと知れた特性「おやこあい」
2回攻撃、2回目の威力は1回目の0.25倍になります。
この特性の特徴は威力を上げることよりも
「多段ダメージにしてきあいのタスキ、頑丈を突破出来ること」

「追加効果も2回分の判定になる」
という事にあります。
具体例としては

メガガルーラが技「がんせきふうじ」を使用

相手のポケモンの素早さが2段階下がる

という事です。
第6世代では2回目威力が0.5倍だったものが、現在はその強さから修正され0.25倍となりました。それでも、上記例の内容に変更は無いので、今でも存分に使う事が可能です。
又、覚えておきたいのは「固定ダメージは0.25倍にならない」という事。
例えば、「ちきゅうなげ」レベル50戦で使うと
「2回分の50ダメージ」が入り、100ダメージの固定ダメージになります。
「カウンター」に至っては、受けたダメージを倍にして2回分、4倍ダメージで返せるという事も覚えておきたいところです。
耐久に振ったメガガルーラでカウンター2回は爽快の一言。

メガミミロップ
ノーマルタイプ屈指の素早さ。
現在、このメガミミロップに次ぐ素早さはノーマルタイプでは「オオスバメ」になります。
初めてノーマルタイプで素早さが130族を超えるポケモンが現れました。
それだけでも凄いのですが、このポケモンの本当の強味は優秀な攻撃力と特性「きもったま」それに技の「とびひざげり」となります。
ゴーストタイプに、タイプ統一技であるノーマルタイプ技が通るようになる事は勿論、格闘技もきもったまの対象であり、ゴーストタイプに当てる事が可能となり、優秀な攻撃力から放たれる威力130一致という格闘技
ノーマルタイプ技が半減となるのが
岩・鋼タイプであり、格闘技はそのタイプに弱点を突く事が出来るため、非常に優秀な組み合わせとなっています。

ムクホーク
別名、焼き鳥なんて呼ばれていますが、その通り
自らの身体を痛めながらする
すてみタックル」「ブレイブバード
という技がこのポケモンの強味で
特性「すてみ」と相性が良いのです。
例えばこのムクホーク、意地っ張りですてみタックルをするとH4振りカプ・テテフとH4振りカプ・コケコなんかも一撃で倒すことが出来る火力があります。
サブウェポンとして「インファイト」「とんぼがえり」を覚えるので範囲も優秀、且つとんぼがえりのおかげで苦手な相手からも退散しながらダメージを与えに行けます。
こと「火力」という面についてはこれ以上無い程頼もしいポケモンですが、なんとこのポケモンは「防御面」でも非常に頼もしく
特性を「いかく」で使用する事により
持ち物をゴツゴツメット、「はねやすめ」を覚えさせ
優秀な物理受けとしても作用。
前述した通り、ノーマルタイプのうち「飛行」を持つポケモンは唯一の弱点である「格闘」を等倍になります。
明確な対策として機能し、このゴツメムクホークは数多のノーマル統一使用者でも幅広く愛用されている型の1つでもあります。

ポリゴン2
おそらくノーマルタイプの中でも最も警戒されるポケモンの1匹。
進化先のポリゴンZ以上に、幅広いトレーナーに愛用され、又、嫌悪されているポケモンです。
特筆すべきはその耐久性。
このポケモンは2世代当時、最終進化系でしたが、4世代からポリゴンZという進化先を取得。
その関係で、最終進化系ステータスとしての「しんかのきせき」を持てるポケモンとして飛躍しました。
数値面でも優秀ですが、このポケモンがノーマルタイプで統一する面で更に恐ろしいのが
「戦闘中にタイプを変更する事ができる」
「優秀な回復技を持っている」
「そもそもしんかのきせきに頼らなくてもいい」
「特性3種が全て優秀である」
「補助技で後続を支援しやすい」
という5項目にあります。
っていうか、これだけ見たらほんと性能可笑しいとは思いますね。
戦闘中にテクスチャー、テクスチャー2をする事でタイプを自在に変更する事がこのポケモンには可能。
タイプ変更するだけの技じゃーんとも思いますが、そもそもノーマルタイプオンリーの編成なので、全然弱点では無いタイプや一貫性の無いタイプに変更する事により相手の通りを悪くすることが出来ます。
更にはこの技をノーマルZで使用すると、攻撃、防御、特殊攻撃、特殊防御、素早さの全ての項目を1段階上昇するという恐ろしい技になっており、攻守共に活躍するポケモンに変動する事が可能です。
特性の「トレース」は相手の特性になり、例えば「いかく」のポケモンをトレースすれば攻撃力ダウンを出来る等、優秀な特性で
「ダウンロード」は相手の防御、特殊防御のうち低い方に対応した有利な攻撃、特殊攻撃のいずれかを1段階上昇させ火力の底上げに
「アナライズ」なら後攻で攻撃する時に技威力を上昇させる、そもそもポリゴン2は耐久ステータスを上げるポケモンなのでそれだけでも有利な立ち回りが可能となります。
・回復技の自己再生
・素早さ反転のトリックルーム
・継続して支援できる電磁波、どくどく
・補助技を止めるちょうはつや耐久ポケモン対策に打たれやすいどくどく、あくび等を反射して相手に与えられる「マジックコート
等など、とにかく多彩
攻撃面としても、
・相手の攻撃力で技を放てる「イカサマ」
・汎用性の高い「れいとうビーム
・麻痺効果3割という安定技の「ほうでん」
・一致技で火力もそれなりに有り、追加効果がどれも強力な「トライアタック」
と、とにかく選択肢の幅がこれ以上無く広いポケモンとなっています。

ポリゴンZ
ポリゴン2を前述で長々と紹介してしまいましたが、このポケモンはその進化系。
つまり、ハイグレードになったのがこちらです。
ポリゴン2が「防御面」ならば、ポリゴンZは「攻撃面」でとても優秀、且つノーマルタイプの鬼として活用されます。
技の項目は前述したポリゴン2からも非常に優秀ですが、ポリゴンZになると特性に変化が
こちらは
てきおうりょく」という特性を持つことが出来ます。
このてきおうりょく、一見すると「ノーマルタイプの技威力が上昇」と考えますが、それでは50%で、前述した「テクスチャー」にて本領発揮します。
Z技の内容を前述していますが、このテクスチャーは
「テクスチャーをするポケモンの技項目1番上の技タイプに変更する」
という条件が有ります。
これにより、自分の所持するどんな技のタイプにもなれ、能力上昇、且つてきおうりょくが対応するという、とんでもない火力を引き出す事になります。
そもそもノーマルZでテクスチャーを発動するので、ノーマル技が等倍で通る相手ならば
「ノーマル技の攻撃をZ技使用」する事で1匹を確実に仕留める事も出来るので
相手にすると非常に厄介なポケモンです。
前回、「電気タイプ」の項目で
「電気と氷の技相性が良い」
と述べましたが、
例えば
・10万ボルト
れいとうビーム
・テクスチャー
・じこさいさい
という技構成にすると
テクスチャーで電気タイプになり、圧倒的な10万ボルト火力、通りの悪い相手にはれいとうビームで通していく
というとてつもなく強い電気タイプを1匹使用出来る状態になります。
ノーマルタイプの中でも、ノーマルタイプ外の運用が出来るという、非常に特殊なポケモンです。

カクレオン
さて、このポケモン
正直、一般的なパーティではあまり見ませんが、事ノーマルタイプにおいては非常に優秀なポケモンとなります。
特徴としては
・多彩な技範囲。物理も特殊もどちらも幅広く、技マシン、教え技で覚えるタイプ数がとにかく多い
・優秀な特殊耐久
・特性「へんげんじざい
・先制技
というところ
特に特筆すべきはへんげんじざいと先制技です。
ノーマルタイプの弱点は格闘タイプ、ですが、このポケモンは「へんげんじざいでかげうちが放てる」為にゴーストタイプに変更する事が出来ます。
これにより、格闘技を回避する事が可能となります。
更にはふいうちも使えるので、高火力先制技で悪タイプに変更。
ゴーストタイプの弱点もこれで回避する事が可能です。
このふたつの技を駆使する事で、弱点をとにかく突きにくいポケモンとなっています。
へんげんじざいでタイプが変更するので技は全てタイプ一致の1.5倍になり、火力の底上げにもなっているため、舐めてかかると思いの他痛い目に逢うポケモンの1匹に
筆者の私も、長年愛用しているポケモンの1匹です。

キテルグマ
ノーマル・格闘タイプのこのキテルグマ
アニメでもロケット団と一緒に居るのが印象的ですね。
このポケモン、可愛らしい見た目ですが、やってる事は完全に「グルーミー
恐ろしい熊です。
高い攻撃力に優秀な耐久数値。
それに合わせて特性「もふもふ」がとても優秀です。
この「もふもふ」は炎技が威力倍として被ダメージになる代わりに、「接触技が半減」という内容です。
これにより、接触技が多い格闘技については「実質等倍」となり
タイプの枠を超えた耐久性能を発揮します。
元の耐久性も合わさり、どれぐらい強いのか?というと
バシャーモとびひざげりを耐えれる」
くらいの硬さに。
折り返しに範囲の広い物理技で攻撃し、倒しに行けるという、「ノーマルタイプに強い物理アタッカーに強いノーマルタイプ」というちょっと面白いポケモンになっています。

メタモン
ノーマルタイプを語る上で外せないこのポケモン
特徴は「へんしん」
技もへんしんしか無く、このポケモンは「相手のポケモンに成り戦う」ポケモンです。
コピーがオリジナルを超える、という戦いですね。
夢特性で、出した瞬間から相手の対面ポケモンにへんしんします。
これにより、例えばランドロス(霊獣)に投げて地震を回避且つ威嚇を入れる等の戦術も取れるように。
能力の上昇、下降段階もそっくりコピーする為、上昇効果を付与した相手をコピーし、倒す事が出来れば更に優位を取れるパターンが存在します。
又、メガシンカ後の姿をコピーすると
「持ち物を持ったメガシンカポケモン」として活用出来る為に
手持ちに入れておくだけで警戒される事が必然となります。
戦闘開始や同時に交代を行った時は素早さの関係で元のメタモンの素早さが遅ければ遅いほど良いです。
これは、「いかく」等の能力下降特性を「メタモンの状態で受けてからへんしんし、相手の段階と同じにする」というところから
気をつけたいのは、ギルガルド等のフォルムを変えるポケモンに対しては出したタイミングのフォルムで固定してしまうという事ですね。
キングシールド等を使用してもフォルムが変わりませんので注意が必要。
技もコピーして見れるので、何を覚えているか確認が出来るというのも大きい利点です。
しかし、体力はメタモン依存のステータスなので
HPの数値だけは意識した方がいいかもしれません。
又、どくびしやステルスロック等も「メタモンの時に受ける」という条件がある為
出し方を間違えないようにしたいですね。

ホルード
ノーマル・地面タイプの通称「腹巻きおじさん」
しかしこのポケモン夢特性がなんと「ちからもち」
これにより、物理技の火力が飛躍的に高い指数で放つことが出来ます。
ざっくり言ってしまえば、命の珠ガブリアス地震ホルード地震が似たような威力というところですね。
それだけ訳の分からん火力をしているポケモンで、更には「でんこうせっか」が放てるという、先制技まで持っていて尚且つ高威力に変化するというとても恐ろしいポケモンです。
つるぎのまい」も覚えるので、火力上昇も可能。
場合によっては命の珠ホルード地震でシールド状態のギルガルドすら一撃で飛ばす事もあります。
覚える技も多彩で、ダストシュート、冷凍パンチ、炎のパンチにワイルドボルト等、様々なタイプの物理技を扱えますがその中でも異質なのが
イカサマ」
で、この技ですが
「相手の攻撃力で攻撃する」為に
ちからもちの、
「技威力を倍」にするところから
相手によってはとてつもない火力で襲い掛かる事になります。
又、悪Zイカサマは「ヤドランを消し飛ばす火力が出せる」というのも一点、注目したいポイントです。
ノーマルタイプの火力役としてはこれ以上ない優秀なポケモンですが、全能力で見ると火力以外は平均なので、注意すべき点はそれなりに多いです。
それでも、唯一のノーマル・地面タイプという事もありとても重宝する存在です。

ハピナス
最後はこちら、通称「ピンクの悪魔」ハピナスです。
通り名がとんでもないことになっていますが、こちらは「特殊耐久値が尋常ではない」事が特徴で
ざっくり言ってしまえば
「格闘特殊技(きあいだまはどうだん)ですら2発で倒せるポケモンが少ない」
くらいの耐久値です。
本当に弱点か?と思うくらい耐えるので注目を
実際、受けるだけなら「ラッキー」のがしんかのきせきも持てる為に物理にも強くなって硬いのですが、ハピナスの場合
「特殊攻撃も弱くない」
という性能に
受けながら攻撃、更には回復技を使う事で相手を悩ませること必至になります。
ラッキーと違いポリゴン2 とも併用して使いやすいので、個人的にはハピナスを愛用する事が多いですね。
物理攻撃に対する耐久値は無いので、本当に特殊攻撃アタッカー相手に使いましょう。
相手によってはポリゴン2ハピナスを入れ替えているだけで倒せてしまう事もあります。
そのくらい単体性能が良いんですね。
上から殴り倒すだけがポケモンでは無い、という事を教えてくれる1匹です。
技範囲もなかなかに広い為、パーティに合わせて攻撃技を搭載出来ます。
小さくなるからどくどく、ちきゅうなげもラッキー共々ハピナスで行っても良いでしょう。


ノーマルタイプ編1はざっくりとノーマルタイプの中身についてご説明させて頂きました。
次回のノーマルタイプ編2 では実際のパーティ組についてお話したいと思います。
ノーマルタイプ編3 では、上位パーティに対する対策の動き
ノーマルタイプ編4で勝ち筋の設定
という段階でお話致しますので、それでは次回をお楽しみに

それでは